ローマガラス、ローマングラスとは、ギリシャ時代末期(紀元前100年頃)からローマ帝国の東西分裂(西暦400年頃)あたりの時代に製造されたガラス製品と、その遺物を指す
a6a3
このような美しい色彩を持つのは、ガラスの「銀化」と呼ばれる現象による

古代のガラスが、土砂中に2000年前後という永い時間埋もれていると、ガラスの成分である珪酸や酸化アルミなどが、土砂に含まれる鉄・銅・マグネシウム等と化学反応を起こす。すると被膜が生成され、永い年月のうちに多層の膜を形成する。 こうして銀化したガラスは、各層に光が当たると様々な色の煌めきを発する
a5a4

(動画) 


(動画)


また、銀化ガラスよりも希少な「金化グラス」もあり、発掘されて宝飾品として扱われる

金化ローマングラスのペンダント
a11
金化グラスを含むビーズ
a10

(動画)


「橋本関雪コレクション」の銀化ローマングラスとのこと
a12
こちらはYahooショッピングで10万円くらいで売られていたもの
a13

自分の生きた時代だけでなく、2000年後の後世にも宝石として大事に扱ってもらえるなんて、当時のガラス職人さんは冥利に尽きるね
a7a9