人間の赤ちゃんも、非常に小さい頃から音楽に合わせて踊ったりする。では、人間以外の動物も、音楽を好んだり、反応を示したりするのだろうか?
(動画) アシカのヘッドバンギング
米国ウィスコンシン大学心理学科の研究者が発表した論文よると、ある動物が好む音楽を作るためには「その動物が普段コミュニケーションで使っている音の高さ(周波数帯)や、コミュニケーションでのテンポに合わせなければならない」ことが分かった
この "Cats prefer species-appropriate music" と題された論文の著者チャールズ・スノードン博士らは、ターゲットとする動物にとって自然な周波数範囲内とテンポで音楽を作成する理論的枠組みを開発。 実際にネコ用の音楽を作成し、ヒト用の音楽に対するネコの反応と、比較解析をしている
Picture from ISUTA
結果は明瞭で、ネコにヒト用の音楽を聞かせた時と比べて、ネコ用に作成した音楽を聞かせた場合には、ネコがよく反応を示した(ネコ用音楽のスコア中央値 1.5 (0.5-2.0)、ヒト用音楽のスコア中央値 0.25 (0.0-0.5)、この差異が偶然である確率 P <0.002)。 また、ネコ用音楽のほうが、素早い反応を引き起こした(ネコ用音楽のスコア中央値 110.0 (54-138.75)、ヒト用音楽のスコア中央値 171.75 (151-180)、この差異が偶然である確率 P< 0.001)
要するに、ネコはネコのための音楽に素早く反応する一方、ヒトの音楽への反応は、比較的鈍かったということだ
Picture from ISUTA
論文では、この研究が動物用音楽の適切な作り方についてのガイドとなるので、他の動物のための音楽作成にも応用することが出来る。 するとヒト以外の動物にも、聴覚の面での楽しみや充実を与えることが出来るだろう、と結論している
まぁ、ヒト用音楽といっても1つではないから、どんな音楽を使ってネコ用音楽と比べたかによって結果は様々になりそうではあるが・・・、 この論文のメッセージがユーモラスで興味深いものであることは確かだ
(動画) The Unnamable - Marble Lisp
Source from Discover Magazine
Translated and summarized by Enigma-Sokuho, July 2016
(動画) アシカのヘッドバンギング
米国ウィスコンシン大学心理学科の研究者が発表した論文よると、ある動物が好む音楽を作るためには「その動物が普段コミュニケーションで使っている音の高さ(周波数帯)や、コミュニケーションでのテンポに合わせなければならない」ことが分かった
この "Cats prefer species-appropriate music" と題された論文の著者チャールズ・スノードン博士らは、ターゲットとする動物にとって自然な周波数範囲内とテンポで音楽を作成する理論的枠組みを開発。 実際にネコ用の音楽を作成し、ヒト用の音楽に対するネコの反応と、比較解析をしている
Picture from ISUTA
結果は明瞭で、ネコにヒト用の音楽を聞かせた時と比べて、ネコ用に作成した音楽を聞かせた場合には、ネコがよく反応を示した(ネコ用音楽のスコア中央値 1.5 (0.5-2.0)、ヒト用音楽のスコア中央値 0.25 (0.0-0.5)、この差異が偶然である確率 P <0.002)。 また、ネコ用音楽のほうが、素早い反応を引き起こした(ネコ用音楽のスコア中央値 110.0 (54-138.75)、ヒト用音楽のスコア中央値 171.75 (151-180)、この差異が偶然である確率 P< 0.001)
要するに、ネコはネコのための音楽に素早く反応する一方、ヒトの音楽への反応は、比較的鈍かったということだ
Picture from ISUTA
論文では、この研究が動物用音楽の適切な作り方についてのガイドとなるので、他の動物のための音楽作成にも応用することが出来る。 するとヒト以外の動物にも、聴覚の面での楽しみや充実を与えることが出来るだろう、と結論している
まぁ、ヒト用音楽といっても1つではないから、どんな音楽を使ってネコ用音楽と比べたかによって結果は様々になりそうではあるが・・・、 この論文のメッセージがユーモラスで興味深いものであることは確かだ
(動画) The Unnamable - Marble Lisp
Source from Discover Magazine
Translated and summarized by Enigma-Sokuho, July 2016
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